2012年11月29日木曜日

第20話 アトム通貨でお買い物



むか~しむかし 4年ほど前からハツキタ商店街では「アトム通貨」という地域通貨が流通しておる。



アトム通貨は、鉄腕アトムが描かれたかわいい通貨で、貨幣単位は「馬力」なのじゃ。
10馬力、50馬力、100馬力の3種類があって、ハツキタ商店街の加盟店で1馬力1円として使えるのじゃった。



アトム通貨をゲットするにはハツキタ商店街のイベントに参加したり、各加盟店であらかじめ決まっている「地球や地域にいいこと」をすると貰えるのじゃった。
(詳しくはアトム通貨オフィシャルHPへ)

例えば、中国料理起龍でマイ箸で食事をすると10馬力もらえるとか、いろいろあるのじゃ。



カニ蔵はいいことばかりしているので、いや!いいことしかしていないので、アトム通貨をたくさん持っているのじゃそうな。

カニ蔵は、そのアトム通貨を持って買い物に行く事にしたそうじゃ。



「どこに買い物に行こうかの・・・そうじゃ!セブンイレブンに行ってみよう」

早速、アトム通貨加盟店のセブンイレブン札幌発寒15条店(発寒15条3丁目)に行ったのじゃった。





「店舗前の駐車場が広いから、買い物が楽じゃの~」
店の前には車がたくさん止まって忙しい様子じゃった。


しかし、そんな事を全然気にしないカニ蔵は、店内に入るなりオーナーの畑中さんに話しかけたそうじゃ。
「おお!畑中さんではないか」


「いらっしゃいませ」

「わしはアトム通貨で買い物じゃ」

「そうですか。カニ蔵さんもたまにはいいことをするんですね。」

「いや!いいことしかしていないから、こんなに持っておるのじゃ。」


お客さんがたくさんいるのに自慢げにアトム通貨の札束をみせびらかすカニ蔵じゃった。



そしてこう言ったのじゃ。

「畑中さんは地球のことを考えておるのかな? わしはいつも地球温暖化について考えておるのじゃ。最近のように寒い日が続くと、地球が温暖化したほうが良さそうな気もするんじゃがな。ワッハッハハハ。」

とても忙しい時なのに横柄な態度のカニ蔵にちょっとムカツイたオーナーじゃったそうな。

忙しいんですけど



「さて~何を買おうかな・・・セブンイレブンのおにぎりも美味しいし・・・」






「お惣菜は種類がたくさんあって、どれも美味しいのじゃ。」







 「おおい!畑中さん!金のビーフシチューっておいしい?

わざわざ畑中さんを呼び出すカニ蔵じゃった。




忙しいんですけど!
とても美味しいですよ





「パンの種類も多いな~」



「おおい!畑中さん!メロンパンはあるのに、どうしてスイカパンはないのかの?

マジで忙しいんですけど!
どうしてでしょうね。







「大人の本もいいかな・・・」



大人の本のコーナー前をウロウロするカニ蔵じゃった。 そして・・・

「畑中さ~ん、このDVD付きのなかなかいいね~」











「そういえば!せっかくアトム通貨をこんなに持っておるのじゃから、大盤振る舞いじゃ!」

カニ蔵はお菓子のコーナーに向かったのじゃった。






「夢にまで見たチロルチョコの大人買いもいいな」








「うまい棒もこのまま買ってしまおうか」







「スーパーBIGチョコも大人買いしようかな」



どれにしようか悩んだ挙句、また書籍コーナーに向かったカニ蔵じゃった。







「・・・・。大人の本の大人買いもいいかな・・・・。」




大人の本のコーナーにしばらく釘付けのカニ蔵じゃったそうな。そして・・・



「畑中さ・・・  !!!」








あの温厚そうな畑中さんがマジギレ寸前ではないか!

恐ろしくなったカニ蔵は




「あ・・・あの~チロルチョコ5個買って帰ります・・・」





いいこと  ろくでもないことしかしない、カニ蔵じゃったそうな。







めでたしめでたし



☆セブンイレブン札幌発寒15条店☆
札幌市西区発寒15条3丁目3-67 TEL:011-668-3118


☆セブンイレブン札幌発寒15条店からのお知らせ☆
セブンイレブンではおせちのご予約承り中です。
店頭渡しも宅配もできますので、ぜひお求めください。
詳しくは店頭のパンフレットをご覧ください。



話の内容は多少盛っていますが、お店からの情報は本当です。




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2012年11月22日木曜日

番外編 こんな病院あるかな



カニ蔵が風邪を引いたそうじゃ。

マスクしたまま



「早めに病院に行っておけばよかったのに」と後悔したカニ蔵じゃったが、後悔先に立たず。
病院は面倒くさがりのカニ蔵にとってなかなか行きづらい所じゃった。

カニ蔵は暇つぶしに「行ってみたい病院」「行きたくない病院」を想像してみたのじゃった。






行ってみたい病院 『ドライブスルー病院』

「いらっしゃいませ~」
「風邪をひいたみたいなんですけど・・・」


「風邪ですね。お薬はお持ち帰りでよろしいですね~?」
「はい」


「お子様にインフルエンザ予防接種はいかがですかー?」
「いえ、結構です」


「では、ご注文をどうぞ」
「発熱とのどが痛いです」


「発熱とのどの痛みですね?他にはありますか~?」
「体がだるいです」


「トッピングで体のだるさもですね~」
「え?はい・・・」


「只今キャンペーン中のうがい薬を注文すると、SATOちゃんのキーホルダーが付きますがいかがですかー?」
「イソジンが家にあるのでいりません」


「では、ご注文を繰り返させて頂きます。発熱・のど・体のだるさですね?」
「はい」
「ありがとうございま~す。前の方に進んでお待ちくださ~い。」


「お客様~ 窓から腕を出してくださ~い」
「これでいいですか」
「は~い ちょっとチクっとしますよ~」
「イテテ」


「では、こちらお薬になりま~す。粉薬も入ってますのでお気をつけてお持ちくださ~い」
「ありがとうございました。」

「こちらは次回ご利用の際に使えるポイントカードです。重病になるほどポイントが付きますよ~」
「あぁほんとだ。糖尿病はポイント5倍ですね」

「またのご利用お待ちしておりまーす」






行ってみたい病院 『メイド病院』

「おかえりなさい。ご主人さま」
「風邪を引いたみたいなんです」

「まぁ!大変!症状はいかがですか?」
「発熱とのどの痛み、体もだるいんです。」
「それは、かわいそうなご主人さま。痛いの痛いの飛んでけ~っ」
「ていうか、注射してください」

「お注射ですかぁ~ 怖いぃ~」
「怖いって・・・」
「お注射は怖いので、飲み薬にしましょう」
「は・・・はい。」

「は~い。ご主人さま、お薬の用意ができましたよ~」
「ストローが付いてますが・・・」
「では、私が応援しますからご主人さまは頑張って飲んでくださいね~ がんばれっ!がんばれっ!」
「ゴクゴク・・・」

「すごーいご主人さま!一気に全部飲めましたね~」
「応援してくれたので飲めました」
「うれしー!では、お会計で~す。」






行きたくない病院 『毒舌病院』

「どうしました?」
「風邪を引いたみたいなんです」


「風邪?風邪くらいで来るんじゃねーよ」
「すみません。発熱とのどが痛いもので・・・」


「で?何度あるんだよ」
「あ・・・体温ですか?さっき測ったときは37.5度でした」
「そのくらいじゃ死なねーよ。加齢臭こじらせて死んでしまえ」


「注射打って欲しいんですが」
「しょうがねーなー。じゃ、腕出しな。2倍の太さの針を使ってやるから」
「は・・・はい。」


「ったくよ~。生意気に注射なんて。消毒用アルコールがもったいないから、つばで消毒してやるからな ぺっ」
「つば付けて、こすると臭くなりますよぉ」


「子供ならすぐ治るけど、おっさんだから半年ぐらいかかるかもよ(笑)」
「半年もですか?・・・体もだるいんですが・・・」
「体がだるい?そんなの醤油を500ccくらい飲んで、そのへん走り回っておきな」
「そんなことして大丈夫ですか?」
「血圧上がってぶっ倒れるけどな(笑)」
「は・・・」


「じゃ、さっさと帰りな。効かねー薬を山ほど出しておくから」






行きたくない病院 『オドオド病院』


「ど・・・どうしたんですか?」
「風邪を引いたみたいです」


「か・・・風邪ですか・・・どんな症状ですか?」
「発熱とのどが痛いのと、体がだるいんです」
「そ・・・そんなに?どれか一つになりませんか?」
「え?どれか一つって言われても・・・」


「そ・・・そうですか・・・、ど・・・どうしたらいいと思いますか」
「どうしたら? あぁ、注射してください。」
「注射!? 注射ですか!? そ・・・そんな急に言われても・・・」
「急にって・・・」
「わ・・・わかりました。ち・・・注射ですね? ホントにいいんですね?」
「お願いします」


「ど・・・どっちがいいですか」
「どっちって何ですか?」
「左手か右手かってことなんですが・・・」
「あぁ、左腕でいいですよ」
「い・・・いいえ・・・私がどちらの手で注射を打ったほうがいいかなと・・・」
「先生の利き腕でお願いします」
「あ・・・そうですね。では右手で打ちますが、いいですか?」
「いいですよ」


「左腕のどのへんに打ちましょうか?」

「あー・・・えーっと・・・。もう帰ってもいいですかね?」








「こんな病院あったら面白いな~」

ハツキタ茶屋ぎんなん通りでコーヒーを飲みながら、くだらないことを考えながらニヤついているカニ蔵じゃったそうな。





めでたし めでたし



今回は、商店街のお店とは全く関係ありません。
紹介ではないのでお得情報はありません





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2012年11月15日木曜日

第19話 キャッツ・アイを捕まえろ!


発寒にカニ蔵という男がいる。

カニ蔵は最近、今更ながら漫画「キャッツ・アイ」にハマっている。





「キャッツ・アイ」ってよくできた漫画だよね。登場人物がいい!」




知らない人のためにキャッツ・アイを説明しよう。

予告状を送り美術品を狙う美人三姉妹の怪盗・キャッツ・アイと、彼女らを捕まえることに執念を燃やす若い刑事・内海俊夫との対立に、キャッツ・アイのメンバーという正体を隠しながら交際を続ける来生瞳と俊夫の恋の行方も織り交ぜ描かれた作品。
(ウィキペディアより抜粋)









すっかり内海刑事になりきっているカニ蔵は、ハツキタ商店街でキャッツ・アイが事件を起こす妄想をするのだった。




















「カニ蔵刑事!またキャッツ・アイからの予告状がきました。」



「なに!」


「これを見てください。」




「これが予告状・・・って、これ10月吉日って書いてるじゃん。先月だぜ?」

「ああ、警察署の前にだいぶ前から落ちていて気が付かなかったようです」

「なんてことだ!すぐに現場に向かうぞ!」




ハツキタの美術館 (第11話 ハツキタお宝鑑定団 参照)



「私はカニ蔵刑事です。キャッツ・アイがこちらの美術品を盗んだようですが・・・」




「いえ、なにも盗まれてませんよ」


「そんなはずはありません。予告状によると先月盗まれているはずです。盗んだ時にカードを置いていったはずです。」



「先月?うちは美術品が多いからな・・・たぶん盗まれてない思いますよ」

「いいえ。絶対盗まれているはずです。」




「ずいぶん自信があるんですね。私が盗まれていないと言っているのに!」




「はい。絶対盗まれてます。ていうか、なんで気が付かないのか不思議です。」









「そうかな~」







「キャッツ・アイ・・・次こそ逮捕してやるぞ!喫茶店に行って頭を整理しよう」


ハツキタ茶屋ぎんなん通り




「あらカニ蔵刑事、いらっしゃいませ」





「かき揚げそばと食後にコーヒーをくれるかな?」




「はーい。11月末までは食事メニュー全品300円ですよ」






ここは「ハツキタ茶屋ぎんなん通り」というカニ蔵刑事がよく来る喫茶店で、美人()三姉妹風の店員がいる。



パスタ類やピラフ、カレーなどの軽食メニューに最近、うどんとそばが追加された。



コーヒーは話題の徳光珈琲の豆をつかったオリジナルブレンドコーヒーが200円という良心的なお店なのだ。


すてきなポスターも貼ってあるし、



すてきなバッジも売っている。






「カニ蔵刑事、キャッツ・アイは捕まえたの?」



「いいや・・・。キャッツ・アイの正体は3人の女性らしいという情報があるのだが・・・」






「そ、そうなの・・・」





『次こそ絶対に逮捕してやる・・・

まてよ?この喫茶店の店員は女性3人・・・もしや?










キャッツ・アイ?




「んなわけないよな。」





キャッツアイの正体はだれなのか?
頑張れカニ蔵刑事!



次はいつになるか不明だが、次回のキャッツアイとカニ蔵刑事の活躍をお楽しみに!





☆ハツキタ茶屋ぎんなん通り☆
札幌市西区発寒12条3丁目安住ビル1F TEL:011-215-8217 
営業時間:10:00~16:00  定休日:日曜・祝祭日


 ☆ハツキタ茶屋ぎんなん通りからのお得情報☆
新メニュー追加キャンペーン フードメニュー全て300円
平成24年11月30日まで



お話の内容は多少盛っているまたは、カニ蔵の妄想ですが、お店のお得情報は本当です。





2012年11月9日金曜日

第18話 黄金の半身揚げ


発寒北にカニ蔵という男がおったそうじゃ。

カニ蔵がハツキタ商店街をほっつき歩いておったのじゃ。

すると・・・






「若鶏の半身揚げか!旬花の半身揚げは本当にうまいからな~ よし、お持ち帰りしよう!」
というと白いのれんをくぐって店に入ったのじゃった。






「いらっしゃいませ~」



と女将さんの諏訪恵三子さんが声をかけてきた。

「半身揚げを1つ欲しいのじゃが。」

「はい。40分ほどかかりますから、中でお待ちください。」



そう言うと、女将さんは半身揚げを揚げ始めたのじゃった。





店内はきれいで、カウンター8席、小上がりが3テーブル。20人以上の懇親会でも
全然大丈夫な広さじゃ。



奥を見ると・・・

「お!渡辺直美がおるの」



お笑い芸人の渡辺直美にそっくりな旬花の店員さんじゃったそうな。



「は~い カニ蔵さん、半身揚げできました。」



カニ蔵はアツアツのいいにおいがする半身揚げを受け取り、お店を出たのじゃった。






その時、カニ蔵が小さな石ころにつまづいた。

「!!!!!!!」






そして、つまづいた拍子に半身揚げを放り出してしもうたのじゃった。

「あーっ!」





半身揚げは、運悪く開いていた流雪溝の中に落ちてしまったのじゃ。




「せっかくの半身揚げが・・・(T_T)」







すると、どうじゃ! たまげたことが起きたのじゃ!





















流雪溝から、流雪溝の神様が現れたのじゃ!




「お前が落としたのは、この黄金色の半身揚げか?それとも、鳥の生肉か?」





「おぉ!流雪溝の神様じゃ!ありがたい。その黄金色の半身揚げです!」



「なになに? よく聞こえんが、違うのか?」

「黄金色の半身揚げです!!」




「違うのか? では、お前の落としたのは、この黄金色のメダルか?それとも・・・」


「黄金色のは・ん・み・あ・げ・なんですー!!」

とカニ蔵は大きな声で叫んだそうじゃ。


しかし・・・



「では、お前が落としたのは、この・・・」



「神様、ふざけてますよね?」


「・・・・・・。」


すると神様は

「黄金色の半身揚げを返してやろう!」

と半身揚げ渡してくれたのじゃった。




神様の悪ふざけにより、アツアツだった半身揚げは少し冷たくなってしもうた。

「ろくでもない神様じゃったの~ でも落とした半身揚げが戻ってきてありがたい。帰ってチンして食べることにしよう!」




カニ蔵は流雪溝の神様のお陰で無事に柔らかくてジューシーな半身揚げを食べることができたそうじゃ。



めでたしめでたし





☆旬花☆
札幌市西区発寒12条3丁目4-13 安住ビル1F
TEL/FAX:011-667-4115
営業時間:17:00~26:00 定休日:日曜日


☆旬花からのお得情報☆
「カニ蔵ブログを見ました」というと、若鶏の半身揚げが1個900円が800円になるのじゃ!
若鶏の半身揚げをお持ち帰り希望の方は、事前に電話予約すると便利なのじゃ
平成24年11月30日まで

クリスマス用の予約受付中じゃ!


お話は多少盛っていますが、お店からのお得情報は本当じゃ。