2014年1月15日水曜日

第41話 コミュニティ施設 にこぴあ

発寒北にカニ蔵というロクデナシがおるそうじゃ。


ある日、カニ蔵はハツキタ商店街のある「ぎんなん通り」を歩いておったそうな。


すると、見かけない建物を見つけたのじゃ。




「なになに?『ハツキタ にこぴあ』じゃと? ワシに断りもなくこんな建物を建てよって!」

と、その建物に入っていったそうじゃ。


中はたいそう立派。説明を聞くと1階はデイサービスとレストランができるそうで、

2階は貸会議室となっておるではないか。









デイサービスとレストランはまだスタートしていないが浴室もあって、お年寄りには気になる建物となっているのじゃった。

さらに、3月頃には「にこぴあ」の隣に高齢者向け住宅ができるのじゃそうな。




商店街が介護へ進出!みたいな記事が新聞に載っていたのを思い出したカニ蔵じゃったそうな。




「ハツキタ商店街が介護サービスを始めるのか・・・。そう言えば、ハツキタ商店街といえば『40年後札幌で一番すみやすい街に』というのがモットーじゃったな。商店街のメンバーが年をとった時に、自分が介護を受けるために作ったんじゃろう・・・」

などと言い出すカニ蔵じゃった。


ハツキタ商店街のメンバーが年をとった時のことを想像するカニ蔵じゃった。




現在はこんな感じ。




「ピース!」





40年後


「ワシの歯はもう2本しかない」


と、こんな事になるのじゃ。







現在



「一杯いかがですか?」



40年後



「冥土の土産にもう一杯」






現在


「陽気な二人」





40年後


「お前、俺の晩ご飯盗んだだろ!」 






現在



「仕事頑張ります!」




40年後



「指圧してくれ。ギューッと、ギューッと。」






現在


「さぁ!二次会でも行きますか!」




40年後


「俺のこのぐらいの骨壷、知らない?」








現在



「アルパカー」  ※すでに意味不明




40年後



「あるぱかー」  ※しか言わない






こんなジジィばっかりが集まると、こんな事になるのじゃ。




「ある日のジジィたち その1」




「さて、今年は何年だったかね?」



「多分、昭和55年くらいじゃないの?」



「それ、正解!」



「去年は確か、2002年だったし・・・そういや、ご飯食べてないぞ」



「ワシも!」



「食べておったじゃないか!」



「ぱんじゅう食べたいっ!」



「ぱんじゅう焼いてやろうか?」



「食べる~」




「焼き方忘れた。」




「ア・・・アルパカ・・・」 (そ・・・そんな・・・)






「ある日のジジィたち その2」



「最近、耳が遠くなったなぁ・・・」



「あんだって?」



「俺も耳が遠いぞ」



「あんだって?」




「みみが、とおくなったんだよ!」




「あ・・あぁ・・・小便が近くなったってか?」




「俺も!」




「こんなクソジジィになりたくねぇな・・・」



「お前もジジィだろ!」




「聞こえてんじゃん!」




「あんだって?」







「ア・・・アルパカ・・・」(す・・・すっとぼけジジィ・・・)





こんな日々を過ごすジジィたちじゃったそうな。




めでたし めでたし




☆ ハツキタコミュニティ施設 にこぴあ ☆

札幌市西区発寒11条4丁目18-1
TEL:011-624-5768 FAX:011-624-5028



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