2012年8月31日金曜日

第11話 ハツキタお宝鑑定団


髪がボサボサに伸びたカニ蔵は、床屋に行くことにしたそうじゃ。


「♪僕の髪が~ 肩まで伸びて~ 君と同じに~ なぁったら~ キモい~」などと歌いながら近くの床屋さんに行ったそうじゃ。



その床屋さんは「理容の森」というお店じゃった。



この理容の森さんは「発寒北の美術館」と異名を持つ床屋さんで、様々なお宝を展示している一風変わった床屋さんなのじゃ。


その店はたくさんの植物に囲まれたお店じゃった。

森さんは、理容の森をなんと40年前から営業している。
「さすが理容の森。店の周りが森みたいじゃの~ 『名は体を表す』じゃな!」



店内に入るとお宝の宝庫じゃったそうな。







「これはルーブル美術館か大英博物館並の規模じゃ。開運!なんでも鑑定団から鑑定依頼が来るほどの目利きであるワシが鑑定してやろう!」

早速カニ蔵は、ご主人に色々なお宝を見せてもらうことにしたそうじゃ。



「大量にありますな~ 何点くらい展示しているんですか?」
「数えたことがないねぇ。隣の部屋にもあるんです。」
「では、お宝を拝見しようかの・・・」


「むむ!これはすごいサンゴじゃ!何と言っても景色がいい! では早速・・・オープン・プライス!一・十・百・千・万・十万・百万・・・200万円じゃ!」



「ああ・・これは知り合いがタダでくれた物ですよ」
「ゴホン・・・ そんな奇特な方もいるんですね・・・。(;´Д`)」















「うわぁ!すごい木のコブじゃ!これだけ大きいと迫力もあるぞ!さすが森さんじゃ・・・これもオープン・プライス!一・十・百・千・万・十万・・・90万円じゃ!」



「これも、捨てるけどいるならあげると持ってきた人がいてね」
「捨てる神あれば、拾う神あり・・・っと (-_-;)」



















「これってリサイクル店でもらってきた物ですかね?」


「これは息子が作成した作品で道展で新人賞を受賞した作品です。」


「そ、そうですか。 やっぱり受賞作品は迫力がありますな!」


カニ蔵は『ホンモノもあるんかい!』とツッコミそうになったそうじゃ。












「森さんの趣味はお宝集めですか?」
「最近は釣りで使うジグを作ってるんですよ」
「ジグ?」
「これです!アワビの貝殻や深海松を使用したり、象牙を使ったりする釣りの仕掛けです。マスやブリなど大きな魚が良く釣れるんです。」





「すごい!」
「これは、販売もしてくれるんですか?」
「そうですね。私の手作りジグは評判がいいので、欲しい方には売ってあげますよ。」





『変わったお店じゃの~ お宝はいろいろあるが森さんが一番お宝じゃ。』




そして、カニ蔵は気が付いたのじゃ。

『名は体を表すというが、さすが森さんはやっぱり 森 さんじゃの~』







『あの人の場合は 林 さんじゃ』









『そして、あの人は さんじゃの』












たっぷりお宝品を鑑賞したカニ蔵は店を出ると
「こんなにお宝を見るのは、定山渓にあった北海道秘宝館以来じゃな~」

 (北海道秘宝館1980~2010)

カニ蔵は「ところで、森さんって何の店だっけ・・・」
と、つぶやいたそうじゃ。



めでたしめでたし



☆理容の森☆
札幌市西区発寒14条4丁目1-1
TEL:011-662-7145  
営業時間:9:00~19:00 定休日:火曜日、第2・第3月曜日

☆理容の森からお得情報☆
暇な時間にご来店いただくと、ジグを販売してくれます。


※話の内容は多少盛っていますが、お店のお得情報は本当です。

2012年8月9日木曜日

夏休みのため・・・


カニ蔵ブログはオリンピックとお盆休みのため、次回のお話は8月30日になります。








選手を一生懸命応援しよう!

ハツキタ商店街も応援してね!


次回をお楽しみに

2012年8月2日木曜日

第10話 カニ蔵の写真撮影


発寒に「つちや」というお店があるそうじゃ。


つちやでは着物を売っているそうで、着付けと化粧もして写真撮影までしてくれるということらしいので、カニ蔵は見に行く事にしたそうじゃ。


「着物を着て写真撮影か~ ええの~ ワシを写真撮影したらたぶん、こんな感じじゃろうなぁ」
などと言いながらお店に向かったそうじゃ。



つちやは遠くからでもとても目立つピンク色に塗られた店じゃった。



『つちや』の社長である土屋さんは商店街の理事長をしているそうで、今年還暦を迎えたそうじゃ。



早速、カニ蔵は入ってみた。
振袖がずら~り並んでおるではないか



カニ蔵は、まず店内を見て回る事にしたそうじゃ。


「ここは化粧をしてくれるスペース。そしてここが写真スタジオですか!お化粧して着付けてくれて、写真まで撮影できるようになっているんですね。これは便利じゃ!」




カニ蔵は『土屋社長は見かけによらず、お客様の事を考えているんじゃな~』と感心したのじゃった。




女性店員さんに、お店の事を知るため色々聞いて見ることにしたそうじゃ。



「これは?」
「澤選手がサッカー年間女子最優秀賞をとった時の着物と同じものですよ」

「ほー すごいですね!」



「キレイな着物ですね。」
「成人式や七五三、日本の文化である着物をもっと着て欲しいですね。ピカピカの新着着物から可愛いレンタル商品など、たくさんありますよ。」



「この着物は光沢がありますね」
「とても肌触りもいいんです。ツルツルでしょ?」



「この着物はとてもお安いですね? こんなに安いのは生地に理由があるのでは・・・たとえば薄いとか?」
「いえいえ。とても良い生地なんです。ほらこんなに柄も綺麗でしょ・・・」




「今日はとても暑いので、アイスクリームどうぞ」
「ありがとうございます。 おお!これはハーゲンダッツですな?」



「普段はこんなにサービスしないのですが、コーヒーもどうぞ」




「振袖を買うわけでもないのにこんなにサービスしていただいて・・・ちょっと薄いけど美味しい!それにとても綺麗なコーヒーカップですね・・・やっぱり!ロイヤルコペンハーゲン!」









「カニ蔵さん、ブログやってるそうですね?」
「そうなんですよ~ でも週1回更新ですから、なんとか続いてます。」

「土屋が『よくやってる!これからも頑張れ!』って言ってましたよ」
「土屋社長からそんな励ましの言葉をいただくなんて光栄です。」







「今日は土屋社長はお出かけですかね?」
「はい。増毛(ましけ)町に出張しています。」


増毛・・・。」





「そう言えば土屋社長は先日、頭をどこかに激しくぶつけたとか言ってたようですが、大丈夫ですか?」
「はい。頭に怪我ありません。」
「お~ 頭に怪我ありませんでしたか。それは良かった良かった。」





店員さんといろいろな話しをしたカニ蔵は、自分の写真も撮影してもらおうと、お願いすることにしたそうじゃ。

「あのぉ~ 私の写真を撮影してくれませんか?」
「では、特別に1枚だけ写真撮影してあげますね」
「ありがとうございますぅ~」


親切な店員さんはカニ蔵の無理なお願いを聞いてくれたそうじゃ。

「では、撮りますよ カシャ!」





出来上がった写真を見たカニ蔵は・・・

「あれ?ハレーション・・・」




『おかしいな・・・なんで逆光になっているんだろう?』
カニ蔵は、コンピューター技術を駆使してこの現象を明らかにしようと試みたそうじゃ。







「フムフム・・・」




「おや?」














「 なにぃ!? これが逆光の原因か・・・ 




原因不明の現象をまたひとつ明らかにしたカニ蔵じゃったそうな。






めでたしめでたし







☆さっぽろ振袖一番館つちや&スタジオBM☆
札幌市西区発寒11条4丁目18-1 TEL011-666-8000
営業時間:10:00~18:00  定休日:なし




☆さっぽろ振袖一番館つちや&スタジオBMよりお得情報☆
8月31日まで、親娘でご来店の方にもれなく「ミニチュア・フレグランス」プレゼントじゃ!


※話の内容は多少盛っていますが、お店のお得情報は本当です。