2013年8月26日月曜日

第37話 カニ蔵ハツキタ夏まつりに行く

発寒北(はっさむきた)にカニ蔵という男がおるそうじゃ。



カニ蔵は先月、ハツキタ商店街で行われた「ハツキタ夏まつり」に行ってみたのじゃった。


「おお!流しそうめんではないか!」







イベントの特別企画で流しそうめんをやっているのを見つけたカニ蔵じゃった。









「なかなか楽しそうじゃ。他にも色々な露店がでておるぞ。」



ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいから、美味しいパンの銀座屋、かき氷などたくさん出ていたのじゃった。





「おや? ぱんじゅうじゃな・・・」



できたてのぱんじゅうをカニ蔵はじっと見ていると・・・







「この丸っこい形。誰かさんの頭に似てるな・・・」







「そうだ! あの人だ・・・」






日出男ぱんじゅう








「あの人かも・・・」



しげぱんじゅう





カニ蔵が会場をウロウロしておるとポスターを見つけたのじゃ


「ん?」



画像クリックでイベント案内ページへ


「8月31日は『はっさむハツキタの日』なんじゃな。 これまた内容たっぷりの面白そうなイベントじゃ。」


「これは、行かなくてはならん。ぱんじゅうも出店するらしいから、もう一度よく見てみることにしよう」





カニ蔵は、夏まつりイベント会場でこんな事を思うのじゃった。



「それにしても・・・ハツキタ商店街のイベントは自由な雰囲気じゃな。 たとえば・・・」



その1 国会議員の先生がしゃべっているのに目の前を通り過ぎる。そのうえ、話を聞いていない・・・



その2 スタッフがおきゃくさんより酒を飲んで盛り上がっている・・・




その3 変なものを頭に乗せていても普通にしている・・・





その4 明らかに変質者っぽいのにスタッフ・・・




これが、「ハツキタ商店街らしい」ということなのじゃろう。


納得して、カニ蔵は8月31日のイベントにも行こうと思うのじゃった。





めでたし めでたし




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第5回エコイベント はっさむハツキタの日 イベント情報ページは コチラ


2013年8月15日木曜日

番外編 ハツキタ商店街の怖い話

発寒北(はっさむきた)にカニ蔵という男がおるそうじゃ。


暑い日が続くので、涼しくなるように今日は番外編として怖い話をお届けしよう。





ぎんなん通り


これは、本当にあった恐ろしい話じゃ。

約20年前、このハツキタ商店街に面した通りは「稲山通り」という名前じゃった。

当時、商店街はたいへん栄えており、店舗は100店を越えておったのじゃった。




通りには買い物客がひっきりなしに通り、町は賑わっていた。



そんな時、この稲山通りに流雪溝を作るという事になり、工事が始まったのじゃ。


平成6年のことじゃ。 歩道も綺麗に整備され、街路灯も一新して街路樹も植えることになった。


その時に植えられたのは「イチョウの木」じゃった。

それまで植えられていたナナカマドからイチョウの木に植え替え作業が行われたのじゃ。


そして稲山通り沿いに1km以上にわたり、イチョウが植えられた。

それに合わせて通りの名前も「稲山通り」から「ぎんなん通り」に変わったのじゃった。






そして数年が経った頃から、おかしな事が起き始めた。

このイチョウ、なぜか「ぎんなんの実」がならないのじゃった。






人々からは、「抜かれたナナカマドの呪いか?」とか「昔ここに住んでいた屯田兵たちのタタリなのか?」など噂が立ち始めたのじゃ。





カニ蔵はこの恐ろしいウワサ話の真相を探るべく、当時のことをよく知る人物に接触したのじゃ。






カニ蔵  「ぎんなん通りのイチョウの木に実がならないという噂があるのですが、本当ですか?」



Kさん(仮名) 「あぁ。本当だよ。」



カニ蔵  「本当なんですか! それはもしかして、何かの呪いのために実がならないとか・・・。」



Kさん(仮名) 「ぎんなんの実が落ちると、くっせーからオスのイチョウの木しか植えなかったらしいよ」





カニ蔵  「オス? イチョウの木にはオス・メスがあるんですか?」


小竹さん(本名) 「そうだよ」






こうして、真相は明らかにされた。

しかし、本当に恐ろしいのはこれからである。




この名前。


この名前を付けようと思った人物こそ、とても恐ろしい・・・・




めでたし めでたし



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