2013年3月28日木曜日

第27話 カニ蔵のハンドクリーム選び


ハツキタ(発寒北)にカニ蔵という男がおるそうじゃ。



今日のカニ蔵は手荒れに悩んでいたのじゃった。

モデル:カニ蔵



「う~ん。手がひび割れて痛いぞ。何かいいクリームは無いかの」




クリームといえば、不二家に行くしか無いじゃろうと、『不二家発寒下手稲通店』の大友さんの店に行ったのじゃった。



「おお!大友さん、手がひび割れで困っておるのじゃ。いいクリームを探しているのじゃが・・・。生クリームとかカスタードクリームとかは、ひび割れに効くかの?」


「カニ蔵さん、暇つぶしに来ましたね?当店のクリームは食べ物で、薬ではありませんから。」




「そうじゃった。そうじゃった。ところで、どこに行ったらいいかの?」


「薬なら、いかり薬局に行けばいいんじゃないですか?」




「何?いかり薬局じゃと? ワシのふざけたブログでいかり薬局を紹介したら、ホントに『怒り薬局』になってしまうんではないか?」


「ハンドクリームを買いに行くだけなら大丈夫じゃないんですか。」


「ワシが買いに行くということは、ブログに載ってしまうということじゃぞ!」



「そんな逆ギレされても困りますね。」



「よし!分かった!大友さんからの紹介ということでいかり薬局に行ってみようじゃないか!」

「ええ~。別に紹介した訳じゃないよ」

「いいや!もし、いかり薬局からクレームが出たら『大友さんからの紹介だったので・・・。』と言うことにしようじゃないか。」

「しようじゃないか。って・・・むちゃくちゃだ! というか、やられたっ!」





こうして、『怒り大友さん』を置いてカニ蔵はいかり薬局に向かったのじゃった。



「おぉ!ここが、いかり薬局じゃな?」



調剤もあるんじゃ。



リアップじゃ。オススメしたい人がおるが・・・。今はそれどころではない

薬局じゃから当然じゃが、第一種の薬品もあるぞ




これが、オススメの牡蠣エキス。





もちろん 生活用品も揃ってるのじゃ。







「ワシはカニ蔵じゃが、ハンドクリームを探しているんじゃ。」



「このあたりがハンドクリームですよ」




「どれがオススメかの?」


「尿素入りハンドクリームが人気ですよ」



「なに?尿素入り?」










「えぇ。尿素は肌をしっとりさせ、角質層を溶かしてやわらかな肌にするということで人気なんです」






「尿素か・・・。ところで誰の尿素なんじゃ?

「誰の?」



「そう。誰から採った尿素じゃろうかと聞いておるのじゃ。」

「そ・・・。そんな事聞かれても知りません。」



「誰の尿素かによって使用する気になるかが決まるというものじゃ。例えばじゃな・・・・」







かわいい女性の尿素入り・・・


「これは、使用しても気分がいいじゃろ?」






知人の尿素入り・・・


「でもこれは、ちょっと抵抗感があるし。」






ワシの尿素入り


「こんなのだったら、はっきり言って遠慮したい。」





カニ蔵は、『尿素』を勘違いしているのじゃった。

そして、お店の人にこう言ったそうじゃ。


「ハンドクリームは使わないことにする。尿素は苦手じゃから。」


カニ蔵はいかり薬局を出たのじゃった。





帰り道・・・・




『100円ショップはっさむ』の前を通り過ぎると、ご主人の丹野さんが出てきたそうじゃ。



「・・・・・・・。」

丹野さんは何かブツブツ言っているのじゃった。

カニ蔵は聞き耳を立てると、丹野さんはこう言っていたのじゃ。


「年取ると小便が近くなって困る・・・」





カニ蔵は思ったそうじゃ

『やっぱり丹野さんの尿素は採りやすいんじゃな。』





めでたし めでたし


☆いかり薬局☆
札幌市西区発寒10条4丁目9-1 TEL:011-665-5608
営業時間:8:00~20:00  定休日:日曜日


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2013年3月22日金曜日

第26話 激ヤバ!タイヤ交換


発寒北(はっさむきた)にカニ蔵という男がおるそうじゃ。

カニ蔵はそろそろ雪も溶け始めたし、車のタイヤ交換をしようと考えたのじゃった。

「どこでタイヤ交換しようかの~ そうじゃ。東邦モータースにしよう!」

そう言うと早速、株式会社東邦モータースに向かったのじゃった。




「ここが東邦モータースじゃな・・・」


カニ蔵はサービスフロントと書いてある入り口に入っていった。



「ワシはカニ蔵じゃが、スタッドレスタイヤから夏タイヤに交換してくれるかの?」

「いらっしゃいませ」



出てきたのは、工場長の吉田さんじゃった。



吉田さんは、こう言ったそうじゃ。

「カニ蔵さん、まだタイヤ交換は早いんじゃないですか?まだ雪が降りますよ?」

「なんじゃと?まだ雪が降る? いやいや、こういう事は早いに越したことはないのじゃ。」

「でも、雪が降ったら危ないですし。」





「構わん!交換してくれ!」

優しそうな吉田工場長に強気のカニ蔵じゃった。


「そこまで言うなら交換しますね」




「ところで、タイヤ交換の工賃はいくらかの?」

「1,050円です。」
「1本1,050円か・・・ちょっと高いんじゃないのか?」


「いえいえ。4本で1,050円ですよ

「な!なんじゃと! 4本で1,050円?めちゃめちゃ安いじゃないか!いくらワシがカニ蔵じゃからと言って、そんなに安くしてくれなくてもいいんじゃぞ?」


「RV車までは、4本で1,050円ですからご心配なく」

「そ・・・そうか・・・では早速交換してくれ。その間、工場を見てこようかの」




カニ蔵は勝手に工場見学を始めたのじゃった。


「おぉ!若い社員がせっせと働いておるの」





「ファイターズタクシーもあるぞ!」




「車の修理整備だけじゃなく、板金塗装もしてくれるんじゃの」



忙しく働いている社員に話しかけて見ることにしたそうじゃ。



「工場長の吉田さんは優しいから働きやすいじゃろう?」

「工場長は普段優しいですが、怒ったらヤバイですよ」





「そんな訳なかろう。あんなにほんわかした人はそうはおらんぞ。」



「カニ蔵さんが知らないだけです。くれぐれも怒らせないようにしてくださいね。



「そうなのか?怒ったらどうなるんじゃ?」

「それは・・・たぶん・・・殺されますよ」


「ははは・・・そんな冗談みたいな話・・・」

「いえ。マジです。あ!カニ蔵さん、タイヤ交換終わったみたいですよ?」

「おぉ!そうかそうか」



カニ蔵はサービスフロントに戻ると、工場長がおったそうな。
「タイヤ交換終わりました。」


「それでは、1,050円じゃったな」

「はい。ありがとうございました。」



カニ蔵はキーを受け取って東邦モータースを出ようとすると・・・・

「な!なんじゃ!めちゃめちゃ雪が降っておるじゃないか! こんなに降っていたら帰れんぞ!」




カニ蔵は考えた・・・

『戻って工場長に「雪が降っておるから夏タイヤからスタッドレスタイヤにまた交換してくれ!」と言っってみようか?』


『工場長が怒るかもしれんな・・・  こ・・殺されるかも・・・・』



カニ蔵は、その様子を想像してみたのじゃった。







「おお!工場長!また雪が降っておるから、元のタイヤに戻してくれるかの?」









ピキッ!










「エッ?!・・・」










「 ヒェェェェッ!!! 」








「やばい!絶対やばい!吉田工場長を怒らせたら、ワシの命がない・・・。」


「しかし、こんな雪が降っているのに夏タイヤで走ったら事故る可能性大じゃ!」



悩んだ挙句、もう一度東邦モータースに戻ったカニ蔵は、吉田工場長にお願いしたのじゃった。


「吉田工場長様、大変わがままなお願いで申し訳ありませんが、どうかもう一度スタッドレスタイヤに戻していただけないでしょうか・・・m(__)m」


すると、吉田工場長は


「やっぱり・・・。だから言ったのに。 いいですよ また交換しましょう。」


「あ・・・ありがとうございます m(__)m もちろん、工賃はお支払いしますので・・・」


カニ蔵は思った

『ほっ・・・ 怒らなかったぞ。これで家に帰れるわい・・・もし、あんな事になったら・・・』





クワバラ クワバラ






こうして、優しく対応してくれた吉田工場長に感謝しつつ、またスタッドレスタイヤに履き替えた・・・というか元に戻した車で家に帰ったカニ蔵じゃった。





めでたし めでたし



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☆株式会社 東邦モータース☆
札幌市西区発寒14条11丁目1-8 TEL (011)663-8533 / FAX (011)663-3271
営業時間:24時間 365日営業
ホームページ:http://www.toho-kotu.co.jp/seibi.html




※話の内容は多少「盛って」いますが、タイヤ交換4本1,050円は本当です。




2013年3月8日金曜日

番外編 カニ蔵探偵社 ~悪の組織との戦い~


発寒北のカニ蔵探偵は腕利きの探偵だ。


今日もカニ蔵探偵社に1本の情報が寄せられた。


プルルル・・・

ガチャ
「はい こちらカニ蔵探偵社です。」





ある組織に入らないかと誘われているんですが・・・」


「ある組織? それは、どんな組織ですか?」


「わかりませんが、声をかけて来た人は、かなり人相が悪いんです。」



「人相が悪いからといって、悪人とは限りませんからね。それに人相が悪いというだけで犯罪でもありませんから・・・。」


「それはそうですが・・・。でも、ちょっと怖いんです。」




「わかりました。調査してみましょう。その人の写真はありませんか?」


「今、メールで送ります。」




「ああ 来ました。 どれどれ・・・。むぉっ!これは!かなりの悪人顔ですね。」








「そうでしょう?」

「この顔から言うと、かなり危険な組織かもしれません。あなたも注意して下さい。」




『この人相・・・ どんな恐ろしい組織なんだ・・・』





カニ蔵は推理してみた。







まず、悪の組織といえばこれだな。








『このスカポンタン!』って感じか?






もしかしたら、これかもしれない

 

イーッ!









世界征服を企むつもりなのか?



なんと恐ろしい人物なんだ!







「・・・・・。 もしもし? もしも~し」



「あぁ すみません。ちょっと考え事をしていたもので。」





「組織に入ったほうが良いのでしょうか?命の危険はありませんか?」


「私が調査してみますので、それから決定してはいかがでしょうか?」


「そうですね」





「ところで、この危険人物はどこにいるかを知っていますか?」


「はい。先ほど、ぎんなん通りを歩いていましたよ」




「なんだって? ところで、その組織の名前は?」





「え~っと・・・。くらしの安心・・・なんとかって言ってましたけど・・・。」







「くらしの安心? 安心とか名前を付けているが、それが余計に怪しい可能性があるな。」







『考えていても始まらない。直接対決してやる!』



こうして、カニ蔵はこの危険人物のところに行ったのだった。






「いた! あいつだな! ん? 凶器を持っているぞ! やっぱり注意しなくては! その上、仲間と一緒じゃないか!」





「どんなに凶悪なヤツでも、ハツキタの治安を乱すヤツはこのカニ蔵探偵が許さないぞ!」



「え? 何のことですか? 今、ハツキタくらしの安心窓口のメンバーでスノーキャンドルを作っているんですが・・・」









「なんだって? ハツキタくらしの安心窓口?」 ※第23話「これで安心」参照









めっちゃ いい人だし!



人は見かけによらないものだ。


今日もハツキタは平和だった。







ハツキタくらしの安心窓口ホームページ




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