2013年4月26日金曜日

第28話 ハツキタのゴッドハンド



ハツキタ商店街に「ゴッドハンドを持つ男」がいるという噂があるそうな。




その噂を調査するためカニ蔵はハツキタ商店街に聞き込みに行ったのじゃった。


まずは、ミウラ薬粧に行った。

「ハツキタ商店街にゴッドハンド(神の手)を持つ男がいるそうじゃが、ご存知ですかの?」




「ゴッドハンドね・・・。ハツキタ商店街にそんなスゴイ人がいるの?」

「スゴイらしいのじゃ。噂によると、魔法のように綺麗になるそうなのじゃ。」

「なんですって!綺麗になる?その人を見つけたら、私にも教えて!」



次は、中村メガネに行ったのじゃ。


「ハツキタ商店街にゴッドハンド(神の手)を持つ男がいるそうじゃが、知っとるかの?」



「え~ 知らないな~ 神の手じゃなくて、髪の毛を分けてくれる人、知らない?」

「髪の毛をくれる人はハツキタ商店街には少ないじゃろう。というか、思い付く人はみんなハゲとる。」





ハツキタ商店街の生き字引き、小川さんに聞くしか無いとカニ蔵は小川時計店に向かったのじゃった。

「ハツキタ商店街にゴッドハンドを持つ男がいるそうじゃ。ご存知かの?」




「あぁ。ゴッドハンドね。知ってるよ。」

「さすが、小川さんじゃ!」

「これでしょ?」




「・・・。これはマジックハンドじゃ。私が探しているのは『神の手を持つ男』じゃ。」



「あぁ。最初から日本語で言ってくれれば良かったのに。大昭石油の諏訪さんでしょ?」

「神の手を持つ男とは、大昭石油の諏訪さんという男なのか?」

「そうだよ」






有力な情報を得たカニ蔵は、大昭石油株式会社に向かったのじゃった。

「ここが、大昭石油の発寒メンテナンスセンターじゃな!」




「こんにちは カニ蔵さん」



「ムムッ 君が『神の手を持つ男』大昭石油の諏訪さんじゃな?」

「何ですか?その神の手って・・・」



「噂によると、君のゴッドハンドにより魔法のように綺麗になるそうじゃないか!」

「ストーブを丁寧に分解清掃しますが、魔法ではありませんよ」



「何?確か、情報によるとこんなストーブが・・・」





「こんなに綺麗になるそうじゃないか」





「これって、よく見ると同じ型ですが、違うストーブですよね」



「またヤツに騙された!」





しかし、カニ蔵は諏訪さんの仕事を見ていく事にしたのじゃった。







ストーブを分解清掃することで、燃焼効率がアップし灯油代の節約になるのじゃ。




「それにしても、見事な作業じゃな。確かにゴッドハンドじゃ。」


ワンシーズン使っただけのストーブはこんなに汚れているのじゃった。






※自分で分解して掃除しようとするとカニ蔵のように壊してしまう事になるから要注意じゃ!




「そろそろストーブシーズンが終わったので、ストーブ分解清掃の季節じゃ。諏訪さんのゴッドハンドで綺麗にしてもらおうかの。」

「ありがとうございます!」


「そういえば、ミウラ薬粧さんが綺麗にして欲しいって言ってたぞ? それと、中村メガネさんも何か増やして欲しいみたいな事を言っておった。」




「ミウラ薬粧さんは、ストーブの清掃ですかね?」


「・・・・・。 たぶんそうじゃろう。」

とぼけるカニ蔵じゃった。




「中村メガネさんは何を増やすんですかね?」


「・・・・・。 ストーブを3台くらい買ってくれるんじゃないのかの」



「そうですか!ありがとうございます。早速行ってみます。」





「そういえば、小川時計店さんも分解清掃して欲しいらしいぞ。」


「小川さんなら、自分でできそうですけどね」




「いや。手が届かないらしい。」




すっとぼけたままで帰ったカニ蔵じゃったそうな。







めでたし めでたし





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ストーブ分解清掃申込時に「カニ蔵ブログを見ました」というと、標準整備料金よりなんと
3,150円引きとなります。(標準整備料金15,750円以下の場合は2,100円引き)




話は多少盛っていますが、お店からのお得情報は本当です。

2013年4月12日金曜日

番外編 こぶとりじいさん


番外編 こぶとりじいさん









第一話 こぶとりおじさん





ハツキタ商店街にちょっと太めのおじさんがいたそうじゃ。










めでたし めでたし












第二話 こんぶとりじいさん



あるところに頭に昆布を乗せているじいさんがいたそうじゃ。


なぜ頭に昆布を乗せているかはわからんのじゃった。




ある時、じいさんが山で鬼に出会ったそうじゃ。



鬼はじいさんに「何か面白い事をしてみろ」と言ったのじゃ。


じいさんは鬼に踊りを見せると、鬼はたいそう喜んでこう言ったそうじゃ。



「おい!じいさん、明日も踊りを見せてくれ。明日も来ればこの昆布を返してやる」

そう言って、じいさんの頭から昆布を取ってしまったのじゃった。



昆布を返してもらおうと次の日の晩にもう一度行くと、鬼は



「すまんすまん。昨日の昆布は料理に使ってしまった。代わりにこれをやる」




と、たいそう立派なカツラをくれたそうじゃ。





これを聞いた、隣の爺さんは




「踊りを見せるだけでそんな立派なカツラをもらえるなら、ワシも昆布を乗せて行ってみよう」



と早速、鬼のいる山に向かったのじゃった。





隣の爺さんも鬼に踊りを見せると、たいそう鬼は喜んで

「明日も来れば、この昆布を返してやる。」



と、頭の昆布を取ってしまったのじゃ。

翌日、隣の爺さんは

「きっと素敵なカツラをもらえるに違いない」





「こんなのかな?」







「それとも、こんなのかな?」





と想像していたのじゃった。






夜になり、隣の爺さんは鬼のもとに行くと






「すまんすまん。昨日の昆布は料理に使ってしまった。代わりにこれをやる」





と、ハゲカツラをくれたのじゃった。


これじゃぁ おんなじだよ




めでたし めでたし










第3話 すこんぶとりじいさん



あるところに、酢昆布好きのじいさんがおったそうじゃ





めでたし めでたし








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2013年4月3日水曜日

番外編 かるた大会



「カニ蔵ブログファンの皆様、いつもポチッとしてくれてありがとうございます。」


「お陰様で、もうすぐカニ蔵ブログも一周年を迎えます。」






「わーわーわー」 「よく1年ももったな~」




「キャ~キャ~」 「カニ蔵さん素敵ぃ~」





「今回の『もうすぐ一周年』の企画はこれ!」






 『カニ蔵ブログ いろはカルタ大会ぃ~!』



わーわーわー



キャ~キャ~



「第一回のこの大会で優勝するのは一体誰なのでしょうか?」








「それでは、出場者が登場します!厳しい予選を勝ち抜いた精鋭はこの3人だ!」




わーわーわー!









最初に登場するのは、優勝候補ナンバーワン!

冷静な分析で勝ち続ける『木型の戦士』 遠藤2段!




ワー!ワー!








次なる戦士は、変幻自在の魔術師!どんな苦境にも物怖じしない脅威の精神力

『価格設定の鬼才』丹野初段!





キャ~!キャ~!





最後に登場するのはミスターカニブロ!『歩くエコロジー』小川3段です。




ウォーッ! ウォーッ!





ここでルール説明します。
先に2枚取った選手が勝ち。お手つきは一回休みです。






「これより第一回カニ蔵ブログ いろはカルタ選手権大会決勝戦を開始します!」


ワーワー!   キャ~キャ~!  ウォーッ!







「1回目 始めます。 」




「みづえちゃん 商店街の アイドルさ」









キラッ!





はいっ!


おぉ~ッ!


みづえちゃん 商店街の アイドルさ



「な!なんと! 一枚目を取ったのは、遠藤2段だ~!

丹野1段、小川3段 ともに動けずっ!  遠藤2段、リーチをかけたッ!」







では、2回目です。



「つまづいて 落とした物は 生の肉」









うりゃ~っ!






「キターッ! 丹野1段だ!」



つまづいて 落とした物は 生の肉




「これで、遠藤2段、丹野1段 2人がリーチ! 小川3段はまだ1枚も取れていません!

いったいどうしてしまったのでしょう。」







「では、3回目です!」




「デリバリー 英語で言うなよ 出前だろ」








トゥース!




「キタキターッ! やっと来た! 小川3段、電光石火の札取りです!」


デリバリー 英語で言うなよ 出前だろ





「会場のボルテージは最高潮に達しています!

決勝戦にふさわしい戦いとなりました。 次に札を取った戦士が優勝です。」


ウォーッ! ウォーッ!




「4回目、用意はよろしいでしょうか?」


「名は体を 表す景色 初日の出」










うりゃー








「キターーーーッ!!」










「なんと!やりました! 丹野初段、とうとう戦いに終止符を・・・・ 」






「あれ? 丹野初段が手にしているのは、「し」の札ではないですか?読み上げたのは「な」のハズですが・・・」







「丹野さん! それは 『 しげしげと 探すおでこの 境界線 』 です! 丹野初段痛恨のミス!」





 ピカッ!
 キラッ!






「いったーーーーーっ!」


「だれだ! 優勝者はだれなんだーーーっ!」










名は体を 表す景色 初日の出


「やりました! 小川3段! やりました!」




「手に汗握る接戦でした。 

第1回カニ蔵ブログ いろはカルタ大会 優勝は 小川3段です!」


わーわーわー









「では、小川3段によろこびの声をお聞きしましょう。 小川3段、今の気持ちをお願いします。」

「・・・・・。」




「小川さん? もしもーし」

「・・・・・。」


「え~ 小川さんはネジが切れたようです。 本日のかるた大会はこれで終了です。ありがとうございました。」








「業務連絡~ 業務連絡~ スタッフは会場撤収をしてくださーい」








めでたし めでたし







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