むか~しむかし、発寒北にお爺さんとお婆さんが住んでいたそうな。
お爺さんは屋根の雪下ろしに、お婆さんは流雪溝に除雪した雪を捨てに行ったそうじゃ。
お婆さんが雪をせっせと流雪溝に流していると、上流からおおきなギンナンがドンブラコと流れてきた。
「おや、これは大きなギンナンだこと!持ち帰って爺さんと一緒に食べましょう」
とギンナンを持ち上げて家に持ち帰ったそうじゃ。
お爺さんと二人で食べようとギンナンを割ってみると
「くさっ!」
ギンナンの匂いが部屋中に広がったそうじゃ。
そして、ギンナンの中からとっても可愛らしい赤ちゃんが飛び出してきました。
お爺さんとお婆さんはこの子を「カニ蔵」と名付け、たいそう大切に育てたそうじゃ。
カニ蔵はスクスクと育って、ある日、カニ蔵が言ったそうじゃ。
「ぼくは、鬼ヶ島に行って悪い鬼を退治してきます。」
カニ蔵はお婆さんにきびだんごを作ってもらい早速鬼ヶ島へ向かったのじゃった。
鬼ヶ島へ向かう旅の途中でイヌに出会いました。
「カニ蔵さん、どこに行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ!」
「それでは、お腰に付けた団子をください。お伴します。」
カニ蔵はべつにお伴してもらわなくてもいいのじゃが、あまりしつこいイヌに仕方なく団子をあげた。
するとイヌが 「なにこれ!味しないし、超マズイ!違うのをくれ!」
カニ蔵はイヌのたわ言を無視して歩き始めると、今度はサルに出会ったそうじゃ。
「カニ蔵さん、どこに行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ!」
「それでは、お腰に付けた団子をください。お伴します。」
カニ蔵は、『こいつもかよ!なんて恩着せがましい奴らだ!』と思ったが仕方なく団子をあげたそうじゃ。
するとサルは 「こんな団子じゃ満足できないよぉ!中にアンコとか入ったやつじゃなきゃ、ヤダ!ヤダ!」
と足をバタバタさせておる。
無視しようと前を見ると、目付きの悪いキジがこっちを見てるではないか。
カニ蔵は『あいつも団子くれ!とか言い出すんじゃないか?目を合わせないようにしよう』と歩き出すとやはり、
「カニ蔵さん、どこに行くのですか?」と聞いてきた。
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ!もう十分メンバーも揃ったし!」
「お腰に付けた団子をください。お伴します。」
もう流れは解っていたので、諦めたカニ蔵は団子をあげたそうじゃ。
するとキジは 「こんな団子、喉に詰まったらどうするんだ。お茶くれ!お茶!」 と言い出した。
いい加減頭にきたカニ蔵はイヌとサルとキジに文句を言おうと後ろを振り向くと・・・。
きび団子に対してかなりの抗議活動を展開しておった。
このままでは鬼退治どころではないカニ蔵は、ハツキタ商店街で有名な”たからまーるのぱんじゅう”を買い与える事にしたそうじゃ。
ノボリが裏返し!
たからまーるには可愛い手作り雑貨も売ってるんじゃ
出来たてのぱんじゅう おいしい・・・
ぱんじゅうを食べたイヌとサルとキジは大変満足して
「カニ蔵さん、美味しいぱんじゅうをありがとう!」\(^o^)/
と言って帰ってしまったのじゃった。
仕方なくカニ蔵が一人で鬼退治に向ったが、一人では太刀打ち出来ずにやられてしもうた。
「がっはっはっ!カニ蔵、一人で我らに勝てると思うたか!」
「ちきしょう!こんな時にあのイヌとサルとキジがいれば・・・」
すると、なんということでしょう!イヌとサルとキジが助けに来たではありませんか!
そして、こういったのじゃ。
イヌ「ぱんじゅうくれたら助けてあげるけど・・・?」
サル「この縄を切ってやってもいいけど、ぱんじゅう5個くれ」
キジ「ぱんじゅう3個で手を打とうじゃないか」
完全に頭にきたカニ蔵は鬼退治をやめて、帰ったそうじゃ。
すると帰り道、通りすがりの男が声をかけてきた。
「カニ蔵さん、どこへ行くんですか?」
「鬼ヶ島へ鬼退治に行ったが、鬼に退治されて帰るところじゃ!」
「鬼ヶ島の鬼はそんなに恐ろしくないですよ」
「なにぃ?恐ろしくないのか? ではほんとうに恐ろしい鬼はどこにおるんじゃ?」
カニ蔵はそう聞くと、通りすがりの男はこう言ったのじゃった。
「本当に恐ろしい鬼はあの人です」
カニ蔵は、震えながら帰ったそうじゃ。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
めでたしめでたし
☆小樽ぱんじゅう たからまーる×あんあん☆
札幌市西区発寒8条7丁目7-1 TEL:011-665-7273
営業時間:11:00~17:00 ※ただし、あんが無くなり次第終了
定休日:木曜・日曜・祝祭日
☆たからまーるからのお得情報☆
「カニ蔵ブログを見ました」と言うと、5個入り200円のところ
1個プラスしてくれるかも?(・∀・)